2025年夏ドラマ

『明日はもっと、いい日になる』感想レビュー|月9で描く親子の再生と希望の物語

  1. 『明日はもっと、いい日になる』|月9初主演・児童相談所ドラマ

2025年7月7日より放送開始のフジテレビ月9ドラマ『明日はもっと、いい日になる』。福原遥さんが月9初主演を果たし、林遣都さんとバディを組みます。舞台は児童相談所。“救う側”だった刑事が、“聴く側”に立つことで始まる癒やしと再生の物語です。

あらすじと基本情報

  • 放送開始:2025年7月7日(月)21:00〜 初回30分拡大
  • 放送局:フジテレビ系「月9」枠(毎週月曜 21:00〜)
  • 主演:福原遥(夏井翼役)× 林遣都(蔵田総介役)
  • 脚本:谷碧仁
  • 演出:相沢秀幸/下畠優太/保坂昭一
  • 音楽:カワイヒデヒロ
  • 主題歌:JUJU「小さな歌」

神奈川県警の強行犯係で働きたいと願っていた翼(福原遥)。しかしある日、児童相談所への出向命令が出て、新人福祉司として現場に立つことに。そこで出会うベテラン職員・蔵田(林遣都)とタッグを組み、虐待やさまざまな家庭問題を抱える子どもたちと向き合うハートウォーミングなヒューマンストーリーです。

世界観と社会的背景

舞台は海辺の街にある児童相談所。児相というと“保護”の場所という印象がある一方で、本作では相談所が“子どもの人生を支える”存在であることが丁寧に描かれています。

現代社会では、虐待やネグレクト、経済的困窮など、子どもが抱える問題が深刻化しています。本作は、そうしたリアルな社会課題に向き合いながら、職員たちが“明日はもっといい日になる”と信じて、小さな一歩を積み重ねる姿を描いています 。

キャストと役柄の見どころ

  • 福原遥(夏井翼)
    月9初主演。強い正義感と真面目さが仇となる一方で、児相という全く別の世界で感情と向き合う姿が魅力です。
  • 林遣都(蔵田総介)
    無口で皮肉屋、でも情熱的な先輩児童福祉司。沈黙や細かな表情で語る演技が光ります。
  • 生田絵梨花(蒔田向日葵)
    児童心理司として活躍。柔らかい語り口と現場での判断力が期待されます。
  • 風間俊介(蜂村太一)
    ベテラン児童福祉司で一児の父。理想と現実の間で揺れる葛藤を見逃せません。
  • 勝村政信(桜木里治郎)・柳葉敏郎(南野丞)
    所長や保育士として現場を支えるベテラン俳優たちが、安定感と信頼感を演出します。

注目ポイントまとめ

  • ✅ 福原遥の新たな一面を見る、月9初主演作
  • ✅ 児童相談所という題材を扱った、社会派ハートフルドラマ
  • ✅ 林遣都らベテラン俳優陣との絶妙なバディ関係
  • ✅ 子どもたちを支える現場を温かく、丁寧に描写

筆者コメント

序盤からじんわり心に響く作品。月9=恋愛という先入観をいい意味で裏切られます。福原遥さんの葛藤と成長、林遣都さんの静かで熱い存在感には見応えあり。

児相ドラマという珍しいテーマながら、見る人の心を暖かく包み込むような優しさがある。現代の“誰かを救いたい”と思うすべての人に響く一作です。

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