HSPとは?
HSPとはHighly Sensitive Person(ハイリー・センシティブ・パーソン)の略で感覚が敏感で神経が細やかで感受性が強い特性を生まれ持った人のことです。
およそ5人に1人はHSPであるといわれています。
HSPを研究している第一人者であるアーロン博士がHSPが名づけられ人の気質を示す名称となっています。
この気質を持った人は仕事や家庭の中などの生活上で疲れやすく、生きづらさを感じている人が多いそうです。
以下に示す4つの特徴うちすべてが当てはまらなければHSPではないとも言っています。
つまり一つでも当てはまらないものがあるとすればそれは内向的な人という可能性が高まることになり繊細な人ということではなくなります。
4つの特徴
HSPには特徴として「DOES(ダズ)」と名付けられた4つの性質があります。
Depth of processing:複雑して考えがちで、しっかり考えてから行動する
・1を聞いて10を想像するために簡単に結果の出ることであってもあれこれ考えてしまうため決断ができない。
・何かを始めるときには準備周到でいろいろ考えてしまうためスタートするまでに時間を要する
・気になって調べ物をすると、その物事を深く追及して掘り下げようとする
・その場限定ではなくその人や事柄自体の奥行に興味があるため深い人間関係を求めて浅い付き合いは苦手である
・お世辞を言われたり揶揄われてることをすぐに見抜ける
Overstimulation:敏感に刺激を受けやすい
・大きな声や音が苦手
・人と過ごす時間は楽しいが帰宅すると疲れがあふれて疲労感に襲われる
・ドラマや映画、読書など芸術作品に心を売られやすく感動しやすい
・人から言われる何気ない言葉や態度に過敏で傷つき、心に残っている
Empathy and emotional responsiveness:共感力が強く、人の気持ちに敏感で振り回されやすい
・人の話を聞いたり、映画やドラマなどの登場人物に感情が移入して悲しくなったり時に泣いたりもする
・誰かが叱られたり怒鳴られていたりすると他人事には思えず、悲しくなったり傷ついたり、腹痛が起こったりする
・赤ちゃんや動物など言葉で表現できない気持ちも察することができる
Sensitivity to subtleties:感覚が鋭くわずかな刺激も察知する
・人の柔軟剤や口臭、たばこのにおいなどで気分が悪くなりやすい
・聴覚が敏感で時計の秒針音や冷蔵庫の音などが気になる
・日光や強い光などまぶしさが苦手である
・食品添加物やカフェインなどに敏感である
・第6感が良く働き当たる
・衣類のタグや縫い目、素材によってチクチクするものが気になる