前回の記事では、私がネットワークビジネス(MLM)に登録し、商品を購入したものの、収入には繋がらなかった体験についてお話しました。
「紹介するだけでOK」のハードルの高さ
最初に聞いた話では、「自分が気に入った商品を紹介するだけ」で収入につながる…そんな風に言われていました。
でも現実はそう簡単ではなかったんです。
まず、身近な人に紹介しようと思っても、「高い」「怪しい」「それってねずみ講じゃないの?」と否定的な反応が返ってくるのが怖くて言い出せませんでした。
結局、誰にも話せないまま、商品を使いながら悶々とする日々が続きました。
応援してほしい人にこそ言いづらい
一番相談したい、頼りたいのは家族や親しい友人。でも、その人たちに「ビジネスに参加してほしい」なんて、とても言えませんでした。
「誰かに迷惑をかけるかもしれない」「関係が壊れるかもしれない」そんな気持ちの方が強かったのです。
中には、堂々と声をかけて、勧誘できる人もいるのかもしれません。でも、私には無理でした。
やる気だけでは続かない
気づけば、活動を始めた頃の情熱も冷め、商品購入もやめ、紹介もできず…。自然と「もういいや」と思うようになっていきました。
気持ちだけが空回りして、実際には何も変えられていないことに疲れてしまったのです。
今振り返って思うこと
MLM自体を否定するつもりはありません。でも、始めるなら「勢い」ではなく、きちんと仕組みやリスクを理解した上で、自分に合っているかを見極めることが大切だと思います。
私にとっては、勧誘というハードルが高すぎました。そして、誰かに頼ることもできず、孤独なまま終わったのが実情です。
次回は、「辞めた後、どう思ったか」や「後悔したこと・しなかったこと」についてお話したいと思います。