【腸のことを知ろう】カラダの不調と腸の関係~認知症、糖尿病、高血圧

こちらの項で腸の役割について説明していますがこの項では高齢化の現代病でもある認知症や糖尿病そして高血圧について、腸とのかかわりについて説明いきます。

認知症(アルツハイマー型認知症)

原因と認知症になる経緯

①腸内細菌がバランスを崩すことで多様化を失う(ディスバイオシス)。

②脳神経細胞にβアミロイドたんぱく質が溜まることで脳神経細胞が破壊される。

③大脳皮質が委縮する。

対策

・適度な運動をする
・バランスの良い食事を摂取する

糖尿病

原因と糖尿病になる経緯

①栄養過多な食生活を続けることで限度を超えた糖分が腸で吸収しきれず肝臓へ送られ脂肪肝になる。

②血糖が高い状態が続きインスリン(血糖を抑えるホルモン)を分泌しても効果がない。

③糖分を細胞内に取り込むことができないため飢餓状態になり糖尿病になる。

対策

・バランスの良い食事や腹八分とするなど食生活を改善する。
・適度な運動を取り入れる。

高血圧

原因と高血圧になる経緯

①塩分を摂りすぎることにより腸内のラクトバチルス・ムリヌス(腸内乳酸菌の一種)が減少する。

②Th17というリンパ球の働きが活発になり自己免疫で血管を傷つける。

③動脈硬化を招き高血圧を引き起こす。

Th17とは

白血球の一種である最近発見されたヘルパーT細胞の一つです。この細胞は自己免疫疾患に関与しているといわれています。

対策

・塩分を控えるなど食生活を改善する。
・ヨーグルトを摂取し乳酸菌を補う

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