くらし

老後資金が不安なあなたへ|30代・40代から始める副業と資産づくりの現実的な選択肢

「年金だけで、本当に老後を暮らしていけるんだろうか...」

深夜、スマホで年金のシミュレーション結果を見ながら、ため息をついたことはありませんか?

働き盛りの30代・40代。子育てや住宅ローン、親の介護も視野に入り始めて、毎月の生活費でいっぱいいっぱい。なのに、ニュースでは「老後資金2,000万円問題」「年金受給額の減少」といった不安を煽る情報ばかり。

 

  • 今の収入では貯金なんてほとんどできない
  • 副業に興味はあるけど、時間も体力も限界
  • 投資は怖いし、何から始めていいか分からない
  • いったい何歳まで働き続けなきゃいけないの?
  • 子どもの教育費もあるのに、自分の老後なんて考える余裕がない

 

私も同じでした。38歳、2人の子どもを育てながら、夜な夜な老後のことを考えては不安で眠れない日々を過ごしていました。

でも、ある時気づいたんです。「不安だけで立ち止まっていても、何も変わらない。今できることから、小さく始めればいい」と。

この記事では、老後資金の不安を抱える30代・40代の方に向けて、現実的な副業の選び方無理のない資産づくりについて、正直にお伝えします。

大きく稼ぐ方法ではなく、「今の生活を守りながら、少しずつ未来を明るくする方法」です。

 

 

 

 

まず知っておきたい「老後資金」のリアルな現実

年金だけで暮らせる?厚生労働省のデータから見る現実

まず、現実を見てみましょう。感情論ではなく、データで。

2024年の厚生労働省の発表によると、65歳以上の夫婦2人世帯(夫が平均的な収入で40年間厚生年金に加入、妻が専業主婦)の標準的な年金月額は、約22万円です。

一方、総務省の家計調査では、65歳以上の夫婦2人世帯の平均支出は月約26万円

つまり、毎月約4万円の赤字が出る計算になります。

 

項目 金額(月額)
標準的な年金受給額 約22万円
平均的な生活費 約26万円
不足額 約4万円

 

65歳から95歳まで30年間生きるとすると、4万円×12ヶ月×30年=1,440万円の不足です。

これに、突発的な医療費や介護費用、家のリフォーム代などを考えると、「2,000万円」という数字も、決して大げさではないのです。

 

ただし、不安になりすぎないで

これはあくまで平均値です。持ち家か賃貸か、健康状態、住んでいる地域、趣味や旅行の頻度によって、必要額は大きく変わります。

大切なのは、「自分の場合はどうか」を考えることです。

 

 

「2,000万円貯めなきゃ」という呪縛から自由になろう

「老後までに2,000万円貯めなきゃダメなんだ」と思い込んで、焦っていませんか?

でも、冷静に考えてみてください。全員が2,000万円必要なわけではありません

 

例えば:

  • 持ち家で住宅ローンを完済していれば、家賃分(月7〜10万円)が浮く
  • 退職金が500万円出れば、その分準備額は減る
  • 夫婦共働きで厚生年金を2人とも受給できれば、年金額が増える
  • 60代後半まで働き続ければ、年金受給を遅らせて受給額を増やせる

 

大切なのは、「今の自分にできること」を積み重ねることです。

 

 

 

30代・40代が副業を始める前に整理すべき3つのこと

①まずは家計の「見える化」から

副業を始める前に、まずやるべきことがあります。それは、今の家計を正確に把握することです。

「なんとなく赤字」「貯金できない」という状態のまま副業を始めても、稼いだお金がどこに消えたか分からず、結局不安は消えません。

 

最初にやるべきこと

  • 3ヶ月分の支出を記録する(家計簿アプリでOK)
  • 固定費(住居費、保険、通信費など)を洗い出す
  • 削れる支出がないか確認する(不要なサブスク、使っていない保険など)

 

これをやるだけで、月2〜3万円浮くケースも珍しくありません。副業で月3万円稼ぐより、固定費を3万円削る方が簡単な場合もあります。

 

 

②「何のために副業をするのか」を明確にする

副業を始める理由は人それぞれですが、目的が曖昧だと続きません

 

よくある副業の目的:

  • 老後資金として、月3万円を積み立てたい
  • 子どもの教育費を少しでも補いたい
  • 住宅ローンの繰り上げ返済資金を作りたい
  • 本業以外の収入源を持って、リスクを分散したい
  • いつか独立したいので、スキルを磨きたい

 

「なんとなく不安だから」ではなく、「月〇万円を、〇年間続けて、〇〇万円貯める」という具体的な目標があると、モチベーションが続きます。

 

 

③本業と家庭を守ることが最優先

副業で一番怖いのは、本業のパフォーマンスが落ちたり、家族との時間が犠牲になることです。

30代・40代は、仕事でも責任が増え、子育ても真っ盛り。体力的にも精神的にも余裕がない時期です。

 

こんな副業は要注意

  • 毎日深夜まで作業しないと稼げない
  • 初期投資が数十万円単位で必要
  • 「絶対稼げる」「誰でも簡単」と謳っている
  • 本業に支障が出る(居眠り、集中力低下など)

 

大切なのは、「無理なく続けられる範囲」で始めることです。

 

 

 

働きながらできる!現実的な副業の選び方

時間と体力を考えた副業の3つのタイプ

副業には大きく分けて3つのタイプがあります。自分の生活スタイルに合ったものを選びましょう。

 

①時間労働型(すぐに収入になる)

働いた時間に応じて確実に収入が得られるタイプ。即金性が高いのがメリットです。

  • 例:コンビニやスーパーの夜勤・早朝バイト、配達員、イベントスタッフなど
  • メリット:確実に稼げる、スキル不要
  • デメリット:体力勝負、時間の切り売り、将来性が低い

 

②スキル活用型(経験を活かす)

本業で培ったスキルや経験を活かして稼ぐタイプ。単価が高めです。

  • 例:Webライティング、デザイン、プログラミング、翻訳、コンサルティングなど
  • メリット:在宅可、スキルが積み上がる、将来の独立にもつながる
  • デメリット:最初は単価が低い、営業力も必要

 

③資産型(時間をかけて育てる)

最初は収入ゼロだが、コツコツ積み上げることで将来的に安定収入になるタイプ。

  • 例:ブログ・アフィリエイト、YouTube、note販売、オンライン講座など
  • メリット:自動収入化できる可能性、場所・時間の自由度が高い
  • デメリット:収益化まで半年〜1年以上かかる、継続が難しい

 

おすすめの組み合わせ

最初は①時間労働型で確実に月3万円を稼ぎつつ、並行して②スキル活用型③資産型にチャレンジするのがおすすめです。

時間労働型で生活を安定させながら、将来につながる副業を育てていくイメージです。

 

 

30代・40代におすすめの副業5選

ここでは、実際に30代・40代の方が取り組みやすく、続けやすい副業を5つ紹介します。

 

①Webライティング(初心者OK)

企業のブログ記事やWebメディアの記事を書く仕事。未経験でも始めやすく、在宅でできます。

  • 目安収入:月3〜10万円(スキル次第で20万円以上も)
  • 必要なもの:パソコン、ネット環境
  • 始め方:クラウドソーシング(クラウドワークス、ランサーズなど)に登録

 

②スキルシェア(得意を活かす)

自分の得意なことを教えたり、相談に乗ったりして稼ぐ方法。

  • 目安収入:月1〜5万円
  • 例:料理レッスン、語学レッスン、写真撮影、占い、愚痴聞きなど
  • 始め方:ココナラ、ストアカ、タイムチケットなどのプラットフォーム

 

③フリマ・せどり(身軽になりながら稼ぐ)

家にある不用品を売ったり、安く仕入れて高く売る方法。

  • 目安収入:月1〜3万円
  • 始め方:メルカリ、ラクマ、ヤフオクなど

 

④ブログ・アフィリエイト(長期戦)

自分の経験や知識をブログにまとめ、広告収入を得る方法。

  • 目安収入:最初は0円→半年〜1年で月1〜5万円(続ければ10万円以上も)
  • メリット:資産になる、自動収入化の可能性
  • デメリット:収益化まで時間がかかる

 

⑤配達員(土日だけ・スキマ時間で)

UberEatsや出前館などのフードデリバリー。好きな時間に働けます。

  • 目安収入:月3〜8万円(土日だけでもOK)
  • メリット:シフトなし、即金性が高い、運動になる
  • デメリット:天候に左右される、体力勝負

 

私の体験談

私は最初、土曜の午前中だけ配達員をして月3万円稼ぎながら、平日夜にWebライティングの勉強をしました。

半年後、ライティングで月5万円稼げるようになったので、配達員は卒業。今はライティングをメインに、月10万円程度の副収入を得ています。

 

 

副業を始める時の注意点

副業を始める前に、必ず確認しておきたいことがあります。

 

①会社の就業規則を確認する

副業が禁止されている会社もあります。トラブルを避けるため、事前に確認しましょう。

 

②確定申告が必要になる場合がある

副業の所得が年間20万円を超えると、確定申告が必要です。領収書や収入記録は保管しておきましょう。

 

③詐欺や怪しい案件に注意

「簡単に月50万円」「スマホだけで稼げる」といった甘い言葉には要注意。初期費用を要求される案件は疑ってかかりましょう。

 

 

 

副業だけじゃない:コツコツ資産を育てる方法

「働いて稼ぐ」だけが老後資金づくりじゃない

副業も大切ですが、「お金に働いてもらう」という考え方も重要です。

30代・40代なら、老後まであと20〜30年。この時間を味方につければ、無理なく資産を増やすことができます。

 

 

初心者でも始めやすい資産づくり3つ

①つみたてNISA(月1万円から)

国が用意した、税金がかからない投資制度。年間40万円(月約3.3万円)まで投資でき、運用益が非課税になります。

  • 月1万円を20年間、年利5%で運用すると:約411万円(元本240万円)
  • 月3万円を20年間、年利5%で運用すると:約1,233万円(元本720万円)

 

②iDeCo(個人型確定拠出年金)

自分で作る年金制度。掛け金が全額所得控除になるので、税金が安くなるメリットもあります。

  • 60歳まで引き出せないが、その分老後資金として確実に貯まる
  • 所得税・住民税が安くなる(年収500万円の人が月2万円積み立てると、年間約4.8万円の節税)

 

③財形貯蓄・自動積立(確実に貯める)

投資が怖い人は、まず「確実に貯める仕組み」を作りましょう。

  • 給料天引きの財形貯蓄
  • 銀行の自動積立定期預金
  • 月1万円でも、20年続ければ240万円

 

投資で大切なこと

投資は「余裕資金」で行うことが鉄則です。生活費や近いうちに使う予定のお金を投資に回すのはNG。

また、一度に大金を投資するのではなく、毎月コツコツ積み立てることで、リスクを分散できます。

 

 

投資が怖い人へ:まずは少額から始めてみる

「投資は怖い」「損したらどうしよう」という気持ち、よく分かります。

でも、「何もしない」こともリスクです。インフレで物価が上がれば、貯金の価値は目減りします。

 

初心者におすすめの始め方:

  • まずは月1,000円からつみたてNISAを始めてみる
  • 投資信託の「全世界株式」や「S&P500」など、分散されたものを選ぶ
  • 短期的な値動きに一喜一憂せず、20年後を見据えて続ける

 

投資は「お金持ちがやるもの」ではなく、「将来のために備える手段」です。

 

 

 

「いつまで働くか」を自分で決められる人生にするために

「70歳まで働く」が当たり前の時代に

厚生労働省は、70歳までの就業機会確保を企業に努力義務として課しています。つまり、「70歳まで働く」が当たり前の時代がやってきているのです。

でも、それは悪いことばかりではありません。

 

働き続けることのメリット:

  • 収入が途切れない
  • 社会とのつながりが保てる
  • 年金受給を遅らせることで、受給額を増やせる(70歳まで繰り下げると、受給額が42%増える)
  • 健康維持にもつながる(引退後に急速に老け込む人も多い)

 

問題は、「働かざるを得ない」のか、「自分で選んで働く」のかという違いです。

 

 

選択肢を持つための準備を、今から

老後資金づくりの本当の目的は、「選択肢を持つこと」です。

  • 65歳で引退するか、70歳まで働くか、自分で選べる
  • フルタイムで働くか、週3日だけ働くか、選べる
  • 好きな仕事を続けるか、趣味に時間を使うか、選べる

 

そのためには、今から少しずつ準備を始めることが大切です。

 

「完璧」を目指さなくていい。

月3万円の副業でも、月1万円の積立投資でも、それは確実に未来への一歩です。

大切なのは、「今日から始めること」

 

 

 

よくある質問:老後資金と副業のQ&A

Q1:副業する時間がないのですが、どうすればいいですか?

A:まずは「時間を作る」のではなく、「時間を見える化」してみてください。1週間、自分が何に時間を使っているか記録すると、意外とムダな時間が見つかります。また、副業は「毎日やらなきゃいけない」わけではありません。週末だけ、月に数回だけでもOKです。

 

Q2:投資は本当に安全ですか?損したくないです。

A:投資に「絶対安全」はありません。でも、長期・分散・積立を守れば、リスクはかなり抑えられます。つみたてNISAで全世界株式に20年間積み立てた場合、過去のデータでは元本割れする確率はほぼゼロに近いです。ただし、短期的な値動きには一喜一憂せず、じっくり続けることが大切です。

 

Q3:40代から始めても遅くないですか?

A:遅くありません。40歳から60歳まで、まだ20年あります。月3万円を20年間、年利5%で運用すれば、約1,233万円。40代は「遅すぎる」どころか、「まだ間に合う」年代です。

 

Q4:副業がバレたらクビになりますか?

A:会社の就業規則によります。まずは規則を確認し、不安なら人事に相談してみましょう。最近は副業を認める企業も増えています。ただし、本業に支障をきたさないこと、同業他社での副業は避けることが大前提です。

 

Q5:夫婦で協力して老後資金を貯めるコツは?

A:まずは「目標を共有すること」です。「いつまでに、いくら貯める」を夫婦で話し合い、それぞれが月いくら貯めるか決めましょう。また、片方が副業、片方が投資など、役割分担するのも一つの方法です。

 

 

 

まとめ:不安を、小さな行動に変えていこう

ここまで読んでくださって、ありがとうございます。

老後資金の不安は、誰もが抱えているものです。あなただけではありません。

 

大切なのは

不安で立ち止まるのではなく、「今日から、小さな一歩を踏み出すこと」です。

 

  • まずは家計を見直して、月1万円でも積立を始める
  • 土日だけ、週末の数時間だけ、副業にチャレンジしてみる
  • つみたてNISAの口座を開設して、月1,000円から投資を始める

 

月3万円でも、20年続ければ720万円。それに運用益が加われば、1,000万円を超えることも十分可能です。

 

「完璧」を目指さなくていい。60点でも、70点でも、行動した人が未来を変えられます。

 

今日からできること

  • 家計簿アプリをダウンロードして、1週間だけ支出を記録してみる
  • 副業サイト(クラウドワークス、ココナラなど)を見てみる
  • 証券会社のつみたてNISAのページを見てみる

どれか一つでも、今日やってみませんか?

 

あなたの未来は、今日の小さな行動から変わっていきます。

不安を抱えながらも、ここまで読んでくださったあなたなら、きっと大丈夫。

一緒に、少しずつ未来を明るくしていきましょう。

 

 

 

 

 

※この記事は一般的な情報提供を目的としています。投資や副業に関する最終的な判断は、ご自身の責任で行ってください。

-くらし
-, , , , , , , ,