占拠シリーズとは?|大ヒットサスペンス3部作を総まとめ
『占拠シリーズ』は、櫻井翔さん主演による連続サスペンスドラマの通称。舞台を変えて続く“占拠事件”を描いた連作で、2023年の『大病院占拠』から始まり、2024年の『新空港占拠』、そして2025年の最新作『放送局占拠』へと続いています。
共通する主人公は、元SATの刑事・武蔵三郎。それぞれの作品で異なる仮面集団と対峙しながら、事件の裏にある“真実”へ迫っていきます。
第1作:『大病院占拠』(2023年)
- 放送期間:2023年1月〜3月
- 舞台:神奈川県・界星堂病院
- 敵:仮面集団「百鬼夜行」
- 主なテーマ:病院内の権力構造、過去の事件の隠蔽
神奈川県警の武蔵三郎が巻き込まれた大規模病院占拠事件。犯人グループは日本の妖怪を模した仮面をつけた「百鬼夜行」。その正体は病院内の不正に関わる人物や被害者遺族たちだった。
シリーズの導入として、武蔵の背景や家族の存在が明らかになり、“占拠”の構図がスタートする。
第2作:『新空港占拠』(2024年)
- 放送期間:2024年1月〜3月
- 舞台:新横浜国際空港
- 敵:仮面集団「獣(けもの)」
- 主なテーマ:公安の闇、国家と正義
第1作から1年後、舞台は“空の玄関口”へ。空港が占拠され、犯人は動物を模した「獣」の仮面を着用。前作と同様に、単なるテロではなく、過去の国家的陰謀が明かされる。
公安の秘密、過去に葬られた事件との関係など、スケールアップした社会派要素が加わり、考察ファンから絶大な支持を集めた。
第3作:『放送局占拠』(2025年)
- 放送期間:2025年7月〜
- 舞台:テレビ局(報道センター)
- 敵:仮面集団「妖(あやかし)」
- 主なテーマ:報道の正義と闇、生放送のリアルタイム性
選挙特番中の放送局が、妖怪を模した仮面集団「妖」に占拠されるという異常事態。人質500人、生中継をジャックするというこれまでにない緊迫感の中、事件の真相と武蔵の葛藤が描かれる。
報道と真実、拡散される情報の危うさなど、現代社会への皮肉を盛り込んだテーマで話題に。
シリーズの共通点と進化
- ✔ 主人公:武蔵三郎(櫻井翔)が一貫して登場
- ✔ 仮面集団:毎回モチーフを変えた仮面犯(妖怪/動物/妖)
- ✔ テーマ:社会の闇 × 個人の正義
- ✔ ストーリー展開:1話ごとに伏線があり、最終話で一気に回収
作品を追うごとに、舞台が拡大し、テーマも深くなっていく構成。初めて見る人も楽しめるが、シリーズ通して見るとより伏線のつながりや裏の真相に気づける仕掛けが多い。