こちらの項で体の不調と腸の関係についても触れていますがここではガンに焦点を当てて説明していきたいと思います。
ガン
原因とガンになる経緯
①腸内環境が悪化することにより有害物質が作られホルモンの異常分泌が起こる。
②体内の様々な臓器に有害物質が送られたり、ホルモンが果たすべき十分な機能を発揮できない。
③がん細胞が増殖する。
対策
・食生活の見直しと改善。
・運動をする。
腸内細菌の影響によるガンの発生に影響が!
腸内環境の悪化による脂肪肝、さらにはがん化(大腸や肝臓がん)する可能性も!u
肝臓がんと聞くと肝炎ウイルスが起因となって起こると思われてきましたが、最近の研究で脂肪肝から肝硬変、肝臓がんと移行していくこともあることが分かってきています。
脂肪肝というのうはアルコールを過剰摂取することにより肝臓に脂肪がたまった状態のことが主です。脂肪肝になる腸内環境の悪化はアリアケ菌とよばれる菌の増殖もあり大腸がんのリスクにもなります。さらにフソバクテリウム・ヌクレアタムという悪玉菌も増えるのでこれが大腸がんの原因と考えられる悪玉菌でもありますのでがん化する危険は増す一方です。
またアルコールが原因ではない脂肪肝もあります(非アルコール性脂肪肝炎)。腸内で悪玉菌が増え毒素を生みます。毒素が血液中に漏れ出し肝臓に達することで非アルコール性脂肪肝炎を引き起こします。この疾患になると17%前後の人が肝硬変となりその後肝臓がんの発症につながってしまいます。
乳がんや子宮頸がんと深い関わりが!女性ホルモンと腸内細菌の関係
婦人科系のがんに影響されているのがエストロゲンという女性ホルモンです。このホルモンが受容体と結合することによってガン細胞を増殖させる要因の一つとなります。このためエストロゲンの増殖に比例しがん細胞も増殖しやすくなるため発がんする危険性が高まります。
このエストロゲンの増殖には腸内間細菌が深く関与しているといわれています。腸内細菌の中にはエストロゲンを分解するものがあり、その細菌がホルモンバランスを調整しています。
このことからエストロゲンが増えすぎると乳がんや子宮頸がんのリスクが高まることにつながると言えます。