2025年夏ドラマ

『誘拐の日』感想レビュー|斎藤工×永尾柚乃の“逃避行”が泣けるサスペンス

『誘拐の日』|“犯罪”から始まる感動逃避行サスペンス

2025年7月期テレビ朝日系火曜ドラマ『誘拐の日』は、“誘拐犯”と“誘拐された少女”の心の交流を描く、感動サスペンス×ヒューマンドラマです。

主演は斎藤工さん、少女役に天才子役・永尾柚乃さん。原作はベストセラー作家・中村文則による同名小説。一見ありえない関係性のふたりが、逃避行を通して心を通わせていく過程に、多くの視聴者が涙しています。

あらすじと基本情報

  • 放送開始:2025年7月9日(火)21:00〜
  • 放送局:テレビ朝日(火曜21時)
  • 主演:斎藤工(丹羽幸彦役)/永尾柚乃(沙織役)
  • 原作:中村文則『誘拐の日』(祥伝社)
  • 脚本:徳永友一
  • 演出:常廣丈太 ほか

失業中のダメ男・丹羽幸彦(斎藤工)が、借金返済のために少女・沙織(永尾柚乃)を誘拐するところから物語が始まります。

しかし沙織はまったく怯えないどころか、「私はこのまま連れてって」と言い出す。誘拐事件が、やがて“心を救う逃避行”へと変化していく、新感覚のサスペンスです。

見どころと魅力

① 演技力が光る“ふたり芝居”
斎藤工の情けないけど愛すべき“おっさん”像と、永尾柚乃の天真爛漫で核心を突く少女像。セリフのやりとりがとにかく秀逸で自然。最小人数での芝居なのに、物語の密度が濃い。

② 原作の世界観を壊さない脚色
中村文則の重くも優しい文体を、地上波でできるギリギリのラインで表現。徳永脚本は攻めつつも丁寧。

③ “悪者が救われていく”感覚
事件ものではあるけれど、加害者視点から始まり、被害者と“心を通わせていく”流れが新しい。見た後に不思議な優しさが残る作品。

SNSでの反応まとめ

  • 「泣けた…まさかの誘拐で感動系とは」
  • 「斎藤工のボロボロ感、リアルでヤバい」
  • 「柚乃ちゃん、天才。大人顔負けの芝居」
  • 「誘拐ものなのに癒やされてしまう」

Xでは、「泣ける火9」「今期のダークホース」「癒し系犯罪ドラマ」など、視聴者の驚きと称賛の声が多数。

筆者レビュー

斎藤工のキャラが絶妙。ギリギリ“同情できるクズ”ラインを攻めてくる。永尾柚乃ちゃんは、もはやベテラン。ふたりの距離が近づいていく1話1話が全部沁みる。

誘拐なのに「こんなにも優しくなれる」作品ってあるんだなと驚きました。事件系が苦手な人にもおすすめしたい、“泣ける逃避行”ドラマです。

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