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Googleアドセンス合格までにやったこと、全部見せます

「アドセンス、何度も落ちた。でも諦めなかった。」

この10,000文字超の記事は、私が実際に不合格→不合格→不合格…→合格を繰り返したプロセスを、恥ずかしい部分も含めてすべて書き出したものです。単なるノウハウ集ではなく、「どこでつまずき、どう立て直し、何を残し何を削ったのか」を具体的に残しました。同じように悩んでいる人が、この記事を読んで「あ、これ自分もやってるかも」と気づけるように。

結論から言うと、アドセンス合格は「文章力」ではなく「読者への誠実さ」と「整えたサイトの土台」で決まります。どれだけ落ち込んでも、正しく改善すれば必ず通ります。では、私の実録をどうぞ。

1. 私がアドセンスに挑戦した理由──「会社員としての働き方」と「子どもとの時間」の間で

「このままだと、ずっと時間に追われて終わる」──会社員として働く中で、身体的負担・子育てとの両立に限界を感じていました。副業を調べ始め、「文章を書くのが好き」「誰かに届く、役に立つ情報を形にできる」そんなブログという選択が、妙に自分にフィットしたんです。

ブログ収益化の手段はいくつかありますが、最初に選んだのがGoogleアドセンス。理由はシンプルで、「クリックだけでも報酬が発生する=初心者でも収益化の一歩を踏み出しやすい」から。とはいえ、これは後から分かったことですが、“初心者でも”は嘘ではないけど、正しく整っていないサイトは絶対に通らないんですよね。

当時の私は、10記事書いたら通る、1000文字書けば通る、という甘い情報を鵜呑みにしていました。結果はもちろん、不合格です。

2. 【初申請】完全に自己満ブログだった。これで通るわけがない

初回申請時のステータスを正直に晒します。

  • 記事数:8本(600〜900文字の短文ばかり)
  • ジャンル:育児の愚痴、日々の雑感、節約メモ(=検索ニーズゼロ)
  • 固定ページ:プロフィールなし/プライバシーポリシーなし/お問い合わせなし
  • サイト内構造:カテゴリ未整理、メニュー未設定、内部リンク皆無
  • 画像:フリー素材の出典表記なし、サイズ最適化なし

これで「通るでしょ」と思っていた当時の自分をぶん殴りたい。結果はもちろん「有用性の低いコンテンツ」。メールを見た瞬間は「何をどう直せばいいのか分からない」という絶望感で、数日間ブログを閉じたくなりました。

3. 2回目・3回目の申請で気づいた“根本的な勘違い”

2回目は「とりあえず文字数増やせば通るでしょ」と考えて、記事数を12→15に、文字数を1000→2000文字に増やしました。結果、またも落選。「量」だけ増やして「質」を上げられていなかった。

3回目の申請前、私はようやく腹を括って「受かっているサイト」を徹底解剖しました。そこで見えたのが、次の3点です。

  1. 「誰のどんな悩み」を解決する記事かが明確(=検索意図にバッチリ沿ってる)
  2. サイト構造が整っている(カテゴリ・メニュー・内部リンク・固定ページ)
  3. E-E-A-T(経験・専門性・権威性・信頼性)の最低限が満たされている(プロフィール、実体験、ポリシー、引用の正しさ)

私はここで大きく方向転換。「私が書きたいことを書く」から、「読者が知りたいことを書く」へ。これが、合格への最大の一歩でした。

4. 合格までにやった“全部”──改善チェックリスト(保存推奨)

ここからは、最終的に合格を引き寄せた「実際にやったこと」を全部書き出します。あなたのブログのチェック用にも使ってください。

4-1. 記事の質と量を底上げ

  • 記事は10〜20本に調整(質が低いものは下書きに戻した)
  • 文字数1,500〜3,000文字を目安に、悩み解決型の記事へ全面リライト
  • 導入→問題提起→解決策→具体例→まとめのテンプレで全記事を再構築
  • 各記事に内部リンクを2〜4本ずつ挿入(回遊性UP)

4-2. サイトの“信頼性”を可視化

  • プロフィール/運営者情報(どんな立場で書いているか)
  • プライバシーポリシー(アドセンス・アナリティクス・Amazon等の記載)
  • お問い合わせフォーム(Contact Form 7で作成)
  • サーチコンソール/アナリティクス導入(=運営姿勢の明確化)

4-3. 表示速度・UXの改善

  • 画像の圧縮(TinyPNG / EWWW Image Optimizer)
  • キャッシュ(WP Fastest Cache / W3 Total Cache)
  • モバイルファーストでデザイン確認(スマホで崩れてない?広告が邪魔してない?)

4-4. ポリシー&コンテンツの再精査

  • 著作権の怪しい画像は全削除、フリー素材+出典明記
  • 薬機法・医療系は特に慎重に記載(立場の明記・参考文献の引用)
  • 「自分で広告をクリックしない」(当然だけど超重要)

5. 4回目の申請──「もうやることは全部やった」状態を作ってから送信

4回目の申請前、私は「チェックリスト100項目」を自作して、ブログ全体を舐めるように確認しました。リンク切れ・誤字脱字・カテゴリのバランス・404ページ・プロフィールの語尾の統一など、細部まで全部整えました。

そして申請ボタンを押す前に、自問しました。「自分が広告主なら、このブログに広告を出したいか?」と。YESと即答できたから、ようやく申請しました。

6. 「おめでとうございます」のメールと、“合格後すぐにやるべきこと”

3日後、深夜1時すぎ。「おめでとうございます。Google アドセンスへのご参加が承認されました。」のメール。スマホを握りしめて、声が漏れました。「やっと、やっと通った…!」

喜んだのも束の間、まずやることは以下です。

  • ads.txtの設置(警告が出ていれば)
  • 自動広告ONで様子見(位置の微調整は後で)
  • 記事下・見出し下・目次上などに手動広告を配置(Ad Inserter推奨)
  • レポート画面の見方を把握(収益、クリック率、RPMなど)

7. 初収益の金額と、その後のリアルな推移を公開

実際の経過はこんな感じでした(ざっくり)。

  • 合格〜1ヶ月目:¥86(クリック数1〜3/日)
  • 2ヶ月目:¥420(SEOで1記事が少しだけ当たり始めた)
  • 3ヶ月目:¥1,212(内部リンクとリライトを本格化)
  • 4ヶ月目:¥3,000台(検索流入の伸び+SNSシェア)
  • 6ヶ月目:¥10,000超(記事数35本/ロングテールキーワード狙い)

正直、「合格=即収益」ではないです。でも、合格して“正しい方向で積み上げられる”ようになったのは事実。ここからが勝負でした。

8. 失敗談:広告貼りすぎで離脱・ネガティブワードでポリシーNG etc...

やらかしたこと、全部書きます。

  • 広告を貼りすぎた:1記事に6つ以上貼って、直帰率が爆上がり。即、配置を見直し
  • 引用ルールを守らなかった:公式サイトの文言をそのまま転載→リライト&引用明記に修正
  • 「経験者としての表現不足」:医療系で断定的表現→「私はこう感じた/○○の情報を参照」と書き換え
  • サムネが重すぎた:PageSpeed Insightsで爆死→画像圧縮で改善

失敗から学んだのは、「読者がストレスを感じることを全部やめる」こと。広告もコンテンツも、常に“読み手第一”。

9. よくある質問(Q&A)に全部答える

Q1:記事数いくつで申請すればいい?
→「10〜20記事の間」で、質が高いならOK。数より中身。

Q2:文字数は?
→ 1,500〜3,000文字を目安に。薄い1000文字×30記事より、濃い2000文字×12記事。

Q3:カテゴリは絞るべき?
→ 雑記でもOK。ただし「誰の何の悩みを解決するのか」が一貫していること。

Q4:AI記事ってダメ?
→ AI下書きは可。ただし自分の言葉・体験で必ず手直し。機械的な文章は落とされやすい。

Q5:何度落ちたら諦めるべき?
→ 諦める必要なし。落ちた理由を仮説立て→改善→再申請でOK。私は4回目で合格しました。

Q6:申請ボタンを押した後、記事を更新していい?
→ 問題なし。ただしサイトを壊すような大規模改修は避ける。

Q7:プライバシーポリシーのテンプレは?
→ Google公式の要件を満たす形で作成。ASPの記載も忘れずに。

Q8:自動広告と手動広告、どっちがいい?
→ 最初は自動広告で様子見→収益の高い記事のみ手動で最適化。

Q9:どの指標を見れば改善できる?
→ RPM(1000PVあたりの収益)/CTR(クリック率)/ページ別収益の3つ。

Q10:合格後に一番大事なことは?
→ 「広告を増やすこと」ではなく「読まれる記事を増やすこと」。本当に。

10. まとめ:合格は「才能」じゃない。正しい改善を積み重ねた結果。

最初に申請したときの私は、正直「受かるわけがないサイト」を提出していました。でも、どこがダメなのかを自分で見つけられるようになった瞬間、合格は近づきました。

最後に、あなたが今すぐやれるチェックリストを置いておきます。コピペして使ってください。

  • □ 記事は10〜20本、すべて悩み解決型の構成になっている
  • □ 1記事1500〜3000文字で、独自の経験・視点が入っている
  • □ プライバシーポリシー/お問い合わせ/プロフィールが整っている
  • □ 画像はすべてフリー素材+出典明記、サイズ最適化済み
  • □ カテゴリ/メニュー/内部リンクが整備され、回遊しやすい設計
  • □ ポリシー違反の可能性がある表現はすべて削除・修正済み
  • □ PageSpeed Insightsで大きな問題が出ていない
  • □ 「自分が広告主でもこのサイトに出稿したい」と胸を張って言える

ここまで読んでくれたあなたは、もう“ただ申請してみる初心者”じゃない。審査の本質を理解して、改善の手順を踏める人です。あとは、やるだけ。

あなたの合格報告、待ってます。頑張ろう。


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あなたのブログ、必ず育ちます。焦らず、でも止まらず、いこう。

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